Inter Regional Fabric (IRF) とは
InfiniCloudの複数リージョン(拠点)間を、低レイテンシー・広帯域を備える当社独自の回線で接続するサービス。
回線の帯域を専有するDedicatedタイプと、2Gbpsを共有するSharedタイプがあります。本サービスを利用することで、複数のリージョンを使った冗長構成を構築することができます。
特長・機能
冗長経路、ワイドバンド、低レイテンシの高速接続
インターリージョナルファブリックは、InfiniCloudのクラウドファブリックの根幹を支えるバックボーンです。 関東-中部-関西-九州の4つのリージョン(2022年現在)を高帯域、低遅延で接続。コストパフォーマンスの高いギャランティ回線を提供します。 道路のレベルで物理的に重ならない冗長経路でデザインされ、災害にも強く、ディザスタリカバリシステムの構築にあわせて設計されています。
レイヤー2をサポート
インターリージョナルファブリックへの接続は、レイヤー2で、VLAN、VXLANに対応。リージョン間を同一セグメントで接続することが可能です。 関東、中部、関西、九州の全てのリージョンに分散したプライベートクラウドの上で、仮想マシンインスタンスをマイグレーションし、同じ設定のまま、動作させることが可能になります。 Private Connectとの併用で、オフィス-近いリージョンのプライベートクラウド-遠いリージョンのプライベートクラウドで、全て同一セグメントの利用が可能となります。
接続点ベースのわかりやすい料金プラン
インターリージョナルファブリック内は、常に十分な帯域が確保されており、接続点帯域(ギャランティ帯域)の定額プランのみ。システムの必要キャパシティに合わせた定額プランになる為、安心して利用することが可能です。
接続例
2拠点間の接続
関東リージョンと関西リージョンを接続する場合、IRFを2契約する必要があります。
3拠点間の接続
関東、関西、中部リージョンを接続する場合、IRFを3契約する必要があります。
全拠点間の接続
関東、関西、中部、九州リージョン全てに接続する場合、IRFを4契約する必要があります。
料金表
インターリージョナルファブリック料金表
サービスタイプ | 型番 | 回線速度 | 最低利用期間 | 税込価格 |
---|---|---|---|---|
Dedicated | NI-RDH200M | 200Mbps | 3ヶ月 | 68,200 円/月 |
Dedicated | NI-RDH002G | 2Gbps | 3ヶ月 | 429,000 円/月 |
Shared | NI-RSH002G | 2Gbps | 3ヶ月 | 22,000 円/月 |
注意事項
- 表示価格は全て税込です。初期費用が別途必要(通常月額の2.5ヶ月分)です。
- 最低利用期間経過後は1ヶ月単位のご利用となります。
- 表示価格は1拠点の接続点分の価格となります。リージョン間を接続する場合、接続するリージョンの数に応じて契約が必要になります(最小2契約)。